闇館 ~調教・縛~
少年はジュミナスと名付けられた。ここの領主のそれが趣味であった。今までの名を捨てさせ、全てを己の意のままにする。この館で飼われる『生き人形』達全てがそうであった。中には名を持たせられない者もいた。ただ、番号や記号で呼ばれるだけの存在も…。領主からその名を呼ばれるという事はこの館では特別な意味を持つのであった。
「起きたか、ジュミナス」
ふとそう声を掛けられた方をゆっくりと見た少年。豪華な寝台の上に横たえられた己の体は未だ言う事をきかず、寝返り一つ打てない有様であった。
連日に及ぶ二人がかりでの虜辱。嫌だと泣き叫ぼうが、痛いと涙を零そうがその手が離れていった事は無かった。最初の数日のみゆっくりと与えられた休日。それも破瓜の傷がいえた頃には再びの行為が待っていたのだった。
いつの間にか心よりも体の方がその行為に慣れていってしまった。苦痛の先にある快楽を覚えこまされた瞬間から己の体は変わってしまった。消えない肌の痣。吸い痕以外の緊縛の痣がその体に残っていた。それでも、この体はそれを嬉々として待ち受ける様になってしまったのである。そして、この男が目の前に現れる意味も―――。
凍てつくような視線を向けてくる男が時折垣間見せる優しい表情。ジュミナスにはそれが気がかりでならなかった。
また連れ込まれたのは部屋付きの浴室。この部屋の中には自分とこの男しか居ない。領主の意向で、ジュミナスはこの男に預けられた状態なのだ。
「這え、ジュミナス。…何度言えば分る」
冷たいその声には、ジュミナスの体は反応していた。言われるままに獣の体勢を取る少年。
次の瞬間には後ろから大量の液体が入れられた。
「…ふっ、苦しい…、もう…これ以上は…」
細身の下腹部が張り出してくる感覚に、ジュミナスは涙をこぼした。
「苦しいだけではなさそうだな…」
背後の男の声が笑いを含んでいた。
〈洗浄〉と云う名のその行為にも、ジュミナスの体は反応を返していたのだった。たった二人っきりになれる僅かの時間。いつもの行為にも、体は浅ましく反応するようになった。
徐々に増やされる注入量。しかも、それだけでは無かった。
「今日はどこまで耐えられる…」
「…ドゥナミス様」
男を見つめる少年の声は震えていた。
浴室にあつらえられた台座の上にその体を惜しげもなく晒しながら横たわる男を、少年はただじっと眺めていただけだった。獣のような姿勢のままでである。台座に横たわった男はそれ以上の手出しをしない。ただ言葉で命じるだけ…。少年はその言葉を待っていた。
だが、この日に限って男は何も言わなかった。ただ悠然と少年を眺めているだけ。逆に少年の方がそれに耐えきれなくなったのだった。
「ドゥナミス様…」
「どうした」
冷たく返される言葉に、少年は這いつくばった姿勢のままで男の足元に近寄って行った。
「どうした。…いや、どうされたいんだ」
男の言葉に、もじもじと腰を震わせるだけの少年。僅かに頬を赤らめただけで、それ以上の言葉も無かった。
逆にゆっくりと身を起こした男が少年の胸元に指を走らせた。小さな突起をいたぶる様に揉みしだく。次第に少年の腰先は震えを見せ始めた。途端に少年の後からは水音が溢れ出してくる。それを男は酷薄そうな表情を浮かべたままで見守っていた。
「この程度で漏らすとはな…」
男の声に少年はびくりと身を震わせた。涙目になったその表情を男に向けながらも震えだす腰先を止める事は出来なかったようであった。
ゆったりと立ち上がりかけている少年の股間の物を目に留めると、男は目元だけを緩めていた。
「仕方もない…。次はもう少し耐えてもらわねばな」
流れ出した物の代わりとばかり、再び同じ様に後ろから大量の液体を注入される少年。その苦しさに、少年の体は小刻みな震えを見せたのだった。が、今度はこれだけでは終わらなかった。太く短い張り型までその後ろにピッチリと納められたのだった。
迫りくる排泄感にも少年の後ろは吐き出す事を許されなかった。
「…ドゥナミス様。苦しい…」
縋る様な視線で、少年は目の前の男に許しを請うた。が、男はそれを黙って見下ろしているだけ。徐々に少年の皮膚からは脂汗が流れ始めた。
這いつくばったままの少年の体をゆっくりと起こし始めたドゥナミス。ちゃぷりと動く腹の中の水音に少年の顔が苦痛に歪む。台座の上にその小さな体を抱き起こすと男は背後からその体を弄りはじめたのだった。
少年の口からは喘ぎとも啜り泣きとも取れる様な声がひっきりなしに漏れ聞こえ始めた。両胸の突起を背後から力任せに捻りあげられればそれだけで少年は仰け反りながらも喜悦の徴を噴き上げるのだった。
「ふっ…、もう…クルうぅ…っはあ、アア…」
激しく頭を振る少年からは汗とも涎ともつかぬモノが飛び散っていた。少年の股間はだらだらと蜜を溢れ出させているだけ。
「もう…。許してぇ…、お願い…出してぇ…ひゃうっ」
少年の懇願も気にせず更に股間をいたぶりだす男。徐々に少年の体の震えも大きくなっていく。まるで痙攣を繰り返すかのような大きな震え。見開かれた少年の瞳からはとめどなく涙があふれかえっていた。徐々に失われていく焦点。それを確かめるとドゥナミスは、やおら後ろに食ませていた張り型を引き抜いた。途端に勢いよく噴き出す液体。同時に少年の股間からも勢いよく噴き出していった物。
小さな声を漏らしながら全てを吐き出し終えると、少年はぐったりと意識を飛ばしていた。
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