猫又女帝の暗黒帝国(本館)
歴魔女の館へようこそ。入口の『注意書き』をよく読んでね。


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 そんな状況が続いた、とある日の夜、輝宗は景綱を呼び出した。
「強情を張るのも大概にせんか」
 叱責を受けて、ひれ伏しながらも、
「折角、皆が誘って来るものを、無下に断る事も出来ませぬ。御館様の楯になるべく、皆気持ちは一緒なのですから…。それに、戦場であれば、そのような事も言っていられない筈です。」
と、食いさがって来る有様。
 ここは戦場ではない―――、と言ってみても、景綱の気性では納得する訳もなかった。
 溜め息の混じる輝宗の呟き。
「…少々、手加減し過ぎたのかも知れんな」
 言うが早いか、輝宗は引き摺るようにして景綱を自身の寝所に放り込んだ。
「ならば今宵よりは、遠慮はしない。…景綱、覚悟するが良い」
 怯えも出せぬまま、景綱は組み敷かれた。それ以上の言葉もないままに、輝宗は影綱へと覆いかぶさっていく。激しい口合わせに影綱の息も次第に乱れていった。
 肌を這う、滑った感触に影綱の皮膚は粟立つ。怯えと、それ以外の感覚。鼓動が早鐘のように打ち始めるのを感じながら、息は乱れてった。まさに、容赦のない愛撫。経験の少ない影綱にとっては、拷問に等しいその感覚。声を抑えることすら出来なくなっていく。直接の刺激さえ受けていないというのに、影綱の半身は見事なまでに形を変え、喜悦の涙さえ浮かべていた。
「…もう、…御館様、これ以上は…」
 か細い声が零れていく。 
 すでに、慣らされたその行為に、影綱の体は反応を示している。
 が、輝宗は、一向にそれ以上の刺激を与えてはくれない。あと少しだけ、ほんのちょっと触れてさえくれれば、終わりをみる事が出来るのに…。懇願の言葉さえ、輝宗は聞き入れてはくれない。はしたなく揺れだしてしまう腰先に、己の浅ましさを垣間見るようで、影綱は涙をこぼした。
「この程度で、泣かれてもなぁ…、もう我慢できんか」
 輝宗の耳元での囁きに、影綱は激しく頷く。
 輝宗の手が、己の物を握ったとき、影綱は安堵のため息を漏らした。が、それは次の瞬間悲鳴へと変わった。
「くうううっ…、ひいっ…」
 根元を絞められた苦痛。それ以上に、影綱を驚愕させたのは、予期せぬ部分での痛み。引き攣るような疼痛。声も出せず、影綱は身を捩った。
「これ、暴れるな…。これでは、お前が辛くなるだけだぞ…」
 輝宗の声が、わずかな笑みを含んでいた。
「ひいいいっ、…い…たっ…、はうっ」
 輝宗の指先が動くたびに、影綱の口からは悲鳴だけしかこぼれない。喜悦の兆しを見せていた半身ですらも、今はぐったりと露を零しながらもうなだれている。
 影綱は、ただ、その痛みから逃れることしか考えられなくなっていた。
 じたばたともがく影綱を抑え込みながら、それでも輝宗は咥えさせた指根を動かし続ける。
「嫌あああ…、えうっ…、離してええ、止めてよおおお…」
 相手が、誰なのかすらも忘れたように、影綱は激しく目の前の男の背中を打ち続ける。まるで、子供のように、しゃくりあげながら…。
 一向に緩む気配を見せない、影綱の後孔に苛立ったか、輝宗は部屋の外へと声をかけた。
「宗実…」
 静かに、歩み寄るその男の影に、輝宗は助けを求めた。が、目の前の男は優しく微笑むだけだった。
「ここに…」
 そう答えると、宗実は何かを輝宗へと差し出す。それを受け取るために、緩んだ戒め。幸いと、影綱は体をよじって輝宗の下から這い出そうとした。
「ダメだなあ…、影綱。」
 宗実は、苦笑いのまま、影綱の両腕を抑え込んだ。ちょうど、うつぶせの状態のままで。
「そのままで、宗実」
 輝宗の言葉に小さく頷いて見せる彼の表情に、影綱は絶望的な思いでいっぱいになった。
「御館様の所望である…。影綱、勤めを果せ」
 宗実の優しい口調にも、影綱は激しくかぶりを振った。
 が、次に襲ってきたのは滑りを伴って捩じり込まれる灼熱の大きな塊。尻を持ち上げられる姿勢で、その塊は、容赦なく影綱の狭い尻穴を抉じ開けていく。襲い来る痛みに、声も出せたもんではない。抑えられた両腕を解放された事もわからぬまま、影綱の指先は白く変わるほど握りしめられていた。
 体を持ち上げられる事で、より結合は深くなっていく。息をすることもままならぬ状態で、開け放たれた口元からはだらしなく涎が零れおちる。
「もう少しだ、…影綱」
 目の前の男の声も、もはや影綱には届いていない。
 完全に抱き起こされ、輝宗の腰上に座らされた時には、酸欠の金魚のような有様。
「もう少し、慣らしてやってからとも、思ったが…。…中々、そそる顔をするもんだな…」
 背後の男の言葉も、影綱にははるか遠くから聞こえてくるような感覚であった。
 緩めてみよ…、そう背後から囁かれても、全く経験のない影綱にとっては、今の状態ですら許容範囲を超えているのである。少しでも、体を動かせば、引き裂かれるような痛みが走る。相手の、息使いですら、痛みを呼ぶのである。
「…お…願い、もう…、許…し…てぇ……」
「辛いのか…、影綱。」
 目の前の男が優しく微笑む。許しを願って指し伸ばされた両手を握り返す宗実。なにがしかの目くばせの後、宗実はその身を屈めた。
 その後に感じた、思いもかけぬ場所からの他人の吐息。影綱はただ、苦痛と快楽の狭間をいききするだけ。初めての激しすぎる感覚に、徐々に思考は白んでいった。息も満足にできない程、その身を蹂躙され続けた。まさに、意識そのものが闇に溶けてしまうまで。
 翌日、景綱が自室から出られなくなっているのを良いことに、輝宗からはっきりした通達が出された。
 [当直番][不寝番]明けの者、鍛錬場への出入りを禁ずる―――、と。
 
 


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プロフィール
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性別:
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職業:
地獄の使い
趣味:
妄想
自己紹介:
「歴女」かもしれません。「BLヲタ」かもしれません。
「ホラー・オカルトマニア」と言う話も聞こえます。
不思議な「生き物」である事は間違いようがないです。
猫好きのたぶんB型です。
ある意味、「ぬこ」そのものだという評価もありますがね。
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