横たえられた寝具の上。少年は足を閉じる事も叶わずただ全身を震わせていただけであった。
「今暫く耐えてみよ…」
その姿を嬉しげに見つける領主マルキドゥス。
その姿を見ながら、ドゥナミスはその場から立ち去ろうとした。
「…まだ、行くことならぬ、ドゥナミス。これの後は御主に任せようから…」
「…」
「この分では暫くかかりそうだからな。かといって他の連中ではこれを壊しかねないだろう。後暫らくは快楽だけを覚えこませよ」
「私にこれをどうしろと…」
「我にする様にな…。己の物を喜んで受け入れる様になる頃に本格的に仕込もうぞ…」
「…」
「解らんか。気に入ったというのだよ、これがね。お前同様にな…」
云いながらドゥナミスの胸元にその手を走らせる領主マルキドゥス。
「我が熱を…。滾りを鎮めてくれ…」
領主がその身を任せるのは目の前の男にだけであった。少年をそのままにしたまま、領主はドゥナミスの胸元を弄り始めた。欲望に潤んだ瞳を己の騎士に向けたまま。
「…これは、どう致しますので」
殊更にドゥナミスは静かに言った。
「今暫くかかるであろう…。身体に馴染んでくるまではな…」
領主の言葉のままに、ドゥナミスはその若い主の体を組み敷いていった。拘束された少年のすぐ傍で―――。嬉々としてドゥナミスの手管に乱れていく領主の姿。その体を自ら返すと自ら男を受け入れる姿勢をとったのだった。獣のように這うその若い領主にドゥナミスは己の物を付き入れた。甘い吐息と共に絞りを銜えてくるその体は、ドゥナミス自身が仕込んだようなもの。奥の間に居る僅かな者達しか知らない領主の乱れるその姿。領主の吐息はいつの間にか喘ぎへと変わっていった。
その吐息に混じって聞こえる微かな声。
拘束された少年は、領主の痴態に触発されたのか異物を咥え込んだままでその身をもじもじと捩らせ始めたのだった。その表情からはすでに苦痛の色はなく、肌も僅かに染まり始めていたのだった。
それを視界に捉えたのか、若き領主の手が少年の股間へと伸ばされた。
ドゥナミスは一度マルキドゥスの体を離すと、その手が最も動かしやすい位置へと身体ごとずらしたのだった。その行動に一度は不満げな視線を投げつけた領主ではあったが、ドゥナミスの意図を汲み取ると再び目の前の少年へと手を伸ばした。
ちょうど領主自ら少年の股間に顔を埋める様な位置。再びの突き上げに領主の吐息がかかるのか。少年は苦痛とは違う声を漏らし始めた。泣き声の様な甘い吐息。
「熱い…、体…変に…な…」
ゆるゆると扱き揚げる領主の手管に、飲み込まされた異物ごと腰をふるわせ始めた少年。
「ひゃあっ…、そ…れ…痛いっ…」
股間の細い棒を弄られ少年は身悶えした。
「ふっ…うっ。痛いだけではあるまいに…」
自ら男の物を受け入れながらもその手は容赦なく少年の物をいたぶり続ける。
身動きの出来ない不自由な体を捩りながらも少年は嗚咽を漏らし続けた。股間を弄られるたびに、少年の口からは飲みきれない唾液があふれ続けていた。すでに視線は蕩けだし、棒の隙間からは透明な液体をタラタラと零し続けていた。
その二人の様を冷静な目つきで眺めながらドゥナミスは腰を使い続けた。が、領主も相当に感じきっているのだろう。いつも以上に内部の絞りあげが強まっていた。
「流石に効くらしいな…。初物でもこの乱れようとはな…。いずれ薬効無しにな…」
「それも近いうちになるでしょう」
ドゥナミスの言葉に、領主は酷薄そうな微笑みを浮かべた。少年をいたぶる手はそのままに。
「なれば、このまま破瓜致そうや…」
「…お好きに。貴方様のモノなれば」
云うといったんドゥナミスはその身を引いた。領主の前に回る様にして、少年の足を引き上げた男。さらけ出された後ろに差し込まれた張り型は、ひくひくと動きを見せていた程。
領主は少年の後ろから張り型を引き抜くと再び媚薬をその穴の中にたらしこんだ。
「…いや、許して」
少年の懇願が小さく漏れた。
領主はその穴に己の立ち上がったものを押しあてた。押し込まれる刺激に少年の口からは激しい悲鳴が漏れた。それを構わずに進めていく領主の表情が歪む。
「流石に、またきついな…」
「まあ、広げてもいませんからな…」
目の前の男はそれを表情もなく見つめた。
「ひいいいっ…、抜いて…痛いいいいっ…」
間の挟まれた少年は頭を激しく振って泣き叫ぶ。領主の動きに合わせる様にその泣き声も大きくなっていく。
悲鳴を上げながらそれでも少年の股間の物は淫らに動き続けていた。領主は少年の股間に突き立てられているモノをゆっくりと引きぬいていった。途端に勢いよく溢れ出してくる粘液。
「どうやら、痛いだけではないようだな…」
云いながらも領主はその動きを止めようとはしない。その言葉に少年は泣きじゃくりながら頭を振っていた。
「もう…、終わ…ら…せてぇ…」
喜悦の放出に沈みかける意識の中、少年は懇願を繰り返していた。
「なれば、その男に頼むのだな…」
領主の言葉に少年の視線はドゥナミスに向けられていた。
その視線に、男は眉根を寄せただけ。
「もう…、許して…」
憐憫を含むその少年の表情も、男には何の感情も上付けなかったのか。じっと目の前の領主にその視線は向けられた。
「どうする…。ドゥナミス」
何かを期待するような領主の表情。
「よろしいのか…」
確認するような男の言葉。
「このままでは、我も終われんのでね…」
動きもそのままで、目の前の男に差し出される領主の舌先。ドゥナミスはそれを己の舌先で絡め取ると貪る様に味わっていった。
「貴方のご命令とあらば…」
「…よく言う、己が…」
外れる唇の合間にかわされた睦言。
少年に伸し掛かる姿勢のままの領主を背後からドゥナミスのモノが貫いていった。
>第六話
- HOME -


